2015年8月吉日
「第2回 脳神経疾患学術交流会」のお知らせ
暑中、お見舞い申し上げます。大阪医科大学仁泉会の諸先生に於かれましては、益々御健勝のことと御慶び申し上げます。
昨年10月、第1回脳神経疾患学術交流会を京都で開催させていただきました。
一般に「神経疾患は難しい」というイメージがありますが、日常診療で御活躍の諸先生方と、「神経疾患を共に考え学ぶ」という方向性のもと、アルツハイマー型認知症をテーマに選び、特別講演を洛和会音羽リハビリテーション病院神経内科部長:木原武士先生に「アルツハイマー型認知症の基礎研究と臨床」の題目で講演いただき、後半はディスカッションとして「地域で取り組む認知症対策」とし、コメンテーターの先生3名と会場の皆様で考える構図としました。
今回、第2回も、疾患としては、認知症を選びましたが、その中でもBPSD(行動・心理症状)をテーマとしました。記憶障害など中核症状のみなら、諸先生方もご家族も対応は可能な事が多いですが、BPSDを発現させてしまうと、どうしていいものか?困惑することが多いと思います。
そこで、特別講演に、認知症臨床で御活躍の京都大学大学院医学研究科 臨床神経学講師の武地一先生に「BPSDへのアプローチ」として御講演いただくことにしました。後半は、ディスカッションとして「BPSDにおける課題と対策 〜地域医療の向上を目指して〜」を設けております。
僭越ながら、今回も総合司会は、小生がまかなわせていただきます。皆様、気楽に参加いただければと存じ上げます。
国立病院機構京都医療センター神経内科医長
京都大学臨床神経学講座 臨床准教授
(日本認知症学会 専門医、指導医)
学40期(平成3年卒)
大谷 良