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理事長挨拶

理事長就任のご挨拶

学27期 上野 豊
会員諸先生方におかれましては、平素より大阪医科薬科大学仁泉会の運営にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

令和7年5月25日に開催されました総会後の臨時理事会におきまして、私が安藤嗣彦先生の後任として、仁泉会理事長に選任・選定されました。
仁泉会は、会員5,500名余りを擁する伝統と歴史ある同窓会であり、日本各地で多くの同窓生がご活躍されています。その仁泉会の理事長を拝命することは、誠に光栄であると同時に、責任の重さをひしひしと感じております。

私は平成15年5月に仁泉会大阪府支部連合会の理事に就任し、平成24年5月からは本部理事として、若林・河野両理事長の下で理事を務めてまいりました。また、平成30年6月より安藤理事長の下、副理事長としての職責を担ってまいりました。その間、同窓会の果たすべき役割について、私なりに理解を深めてきたつもりであります。

すなわち、第一に、卒業生間の親睦・懇親を深める場として、全国の各支部の再構築と結束の強化を図ること。
第二に、母校の学生に対する経済的支援を行うこと。これらが同窓会の重要な役割であると考えております。

現在、私たち医療従事者を取り巻く環境は厳しさを増しており、長年にわたる医療費抑制政策の影響により、国民の健康を守り、増進していくことが困難な時代に入ってきております。そのような中にあっても、仁泉会会員相互の親睦と結束を強めることが求められており、とりわけ若い先生方が各地の支部行事や総会に積極的に参加いただけるよう働きかけていくこと、そして会費納入率をいかにして高めるかが、喫緊の課題であると考えております。
また、学内の各講座や教授が主催される学会への援助、西医体に参加する学生への支援、さらには仁泉会基金による奨学資金貸与も、重要な事業の柱であります。経済的に困難な状況にある優秀な学生への奨学支援は、将来の医療界に貢献し、地域医療を支える人材の育成という観点からも、非常に意義深い取り組みであると自負しております。

こうした活動を推進していくためには、仁泉会の入会率、会費納入率の向上が不可欠です。その一環として、平成30年度より新入生を対象とした「学生会員制度」を創設いたしました。この制度により、新入生全員が会員となることで、学生のうちから仁泉会の存在と役割を理解してもらい、将来の運営を担う人材として育っていただきたいと考えております。

仁泉会の活動は、会員の皆様のご支援とご協力なしには成り立ちません。
今後とも、仁泉会の理念と活動にご理解を賜り、変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げますとともに、就任のご挨拶とさせていただきます。

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